鹿児島の住環境、特に鹿児島市内での話をここでは紹介させていただきます。

鹿児島市は思いのほか広く、エリアによってはまったく違った環境です。平成元年に市制100周年を迎え、平成8年には中核市に指定されました。また、平成16年には、吉野町、桜島町、喜入町、松元町、郡山町と合併し現在の形になっています。人口は約60万人で全国で27番目に人口の多い市町村でもあります。

そんな鹿児島市ですが、エリアによって物件価格は大きく異なってきます。例えば鹿児島中央駅周辺だと築10年未満の物件で坪単価が139万円ほど、築10年~25年未満の物件で113万円ほど、築25年以上で91万円ほどの相場になっています。

一方で鹿児島市伊敷あたりだと築10年未満の物件で93万円、築10年~25年未満で79万円、築25年以上で50万円といった具合です。

相場情報はこちらを参考にしました。

(LIFULL HOME’S https://www.homes.co.jp/price-map/

不動産を購入する際の坪単価を紹介しましたが、賃貸の家賃もおおよそこの坪単価と連動しています。基本的に鹿児島市内は市電の周辺は高く、山手にいくほど価格は下がる傾向にあります。私が関西に越してきて驚いたのは山手に高級住宅街があるということでした。鹿児島はそういったことはありません。また、鹿児島市内には大手のデベロッパーが開発した大規模な戸建て分譲地はほとんどありません。古い大規模な分譲地のほとんどは公社が分譲したものばかりというのも鹿児島の特徴です。そのため、同じような形状の物件が多く存在しています。平成の初頭に公社が分譲した物件はほとんどが掘り込み車庫で1台しか車を止められないというものが非常に多くあります。

そのため、中古戸建の事情がそれほど活発ではなく、新築の市場といえます。ですので、不動産会社のサイトを見ても、中古一戸建ての情報よりも土地情報が圧倒的に多い印象です。

※物件数は地場の不動産会社を参考にしました。

(MBC不動産 http://www.mbcfudousan.com/

賃貸の情報でいうと情報量が多いのは鹿児島に住んだことのある方なら一度は耳にしたことがある、「アパート、マンション借りるなら。。。」というCMの会社。これは地元では有名な川商ハウス(https://www.roomstation.com/)のCMです。こちらの会社は売買仲介をしてはいますが、やはりCMである通り賃貸がメインの会社ということもあってたくさんの物件情報が掲載されています。

総合不動産会社としてはMBC不動産(http://www.mbcfudousan.com/)が強いようですね。

各社とも鹿児島市内に複数の店舗を構えており、古くからある会社なので、安心して相談できるのではないでしょうか?

鹿児島へ移住される際には参考にしてみてください。